探偵は素行調査でどこまで分かる？

基本的には、何でも分かる

何かやましいことがあり、探偵による素行調査の不安があるという方もいるかもしれません。

犯罪歴や借金、離婚歴など、知られたくない過去もあるかもしれません。

そんな中、素行調査を行われた場合、どこまで調べられてしまうのか？

探偵に限らず、その事実を知っている方がいれば、バレてしまいます。

犯罪であれば、警察に仲が良い方がいれば、すぐ分かりますし、離婚歴なども、公務員の友人がいれば分かってしまいます。

探偵が持っている情報網を駆使すれば、何でも分かってしまいますが、実際は犯罪行為となってしまうこともあるので、そこまで公になることはありません。

盗聴器を仕掛けたり、住居に侵入したり

探偵は「探偵業の業務の適正化に関する法律」により、探偵ができる業務は

• 尾行
• 張り込み
• 聞き込み

と定められています。

そのため、これを超えた調査は、違法となり、処罰の対象となってしまいます。

違法な手段による調査とはどのようなものがあたるかですが、

• 対象者の身辺に盗聴器を仕掛ける
• 郵便物を勝手に抜き取って開封する
• 合い鍵を手に入れて住居に侵入する
• パソコンやスマホのデータを持ち主の許可なく勝手に調べる

など、こうした行為はすべて探偵業法で禁止されており、違法となります。

また、こういった調査は、個人情報保護法に反するのでは？という声も多く聞きます。

しかし、個人情報を調べる行為そのものについては、違法性はありません。

ただ、調べた個人情報を勝手に公表したり、不特定多数の業者間で共有することはやってはいけません。

個人情報保護法の対象となるのは「5,000人分以上の個人情報を保有している個人(事業主)や団体」です。

そのため、「個人情報保護法は興信所には適用されない」ということになります。

探偵と個人情報保護法の関係とは

対象者の名前や住所

これは、浮気相手の身辺調査などで行われることが多いです。

対象者の名前や住所、マンションの何号室に住んでいるかわかります。

その対象者の顔が分かれば、尾行調査をすることで、住所が分かりますし、住所から名前を知ることも容易いです。

対象者の素行

これは、結婚前の婚前調査などで行われることが多いです。また、企業の経理担当の方に行うこともあります。

対象者が普段どのような行いをしているのか？勤め先はどこか？交友関係は？と言った情報も知ることが出来ます。

これも、対象者の顔が分かれば、尾行や侵入調査などでバレずに調べることが出来ます。

対象者の経歴や評判

これも、結婚前の婚前調査などで行われることが多いです。また、企業の経理担当の方に行うこともあります。

履歴書の情報が間違っていないか、退職理由、人間関係や保有している資格の可否などを知ることも出来ます。

これは、関係者からの聞き込みや、企業や公的機関への聞き込み、資料の取り寄せなどで調べていきます。

対象者の離婚歴

これは、結婚前の婚前調査や浮気相手の素行調査などで行われることが多いです。

しかし、探偵では、戸籍の情報を抜き出すことが出来ないので、離婚歴がバレるということはありません。

ただ、聞き込みなどによって離婚歴が判明することもあります。

対象者の借金歴や有無

これは、結婚前の婚前調査で行われることが多いです。

借金についても、離婚歴と同じような内容になりますが、調べること難しいです。

ただ、聞き込みをして、住宅ローンやギャンブルをやって借金をしているなんて話を聞くこともあります。

そのため、いくらという具体的な数字はでませんが、聞き込みによって、借金の有無程度は分かるかもしれません。

情報の正確性に欠け、金額までも分からないため、そこまで有力な情報にはなりにくいです。

対象者の前科や逮捕歴

これも、結婚前の婚前調査や対象者の素行調査で行われることが多いです。

探偵は警察関係者と密接な関係を持っている人が多いので、対象者の前科や逮捕歴については、問題なく調査をしてもらえることが多いです。

しかし、不起訴処分になっていたり、記録に残らない逮捕だったりすると、そもそも情報が記録されていないので、調査をしても分からないということがあります。

対象者が過去に中絶したかどうか

男性の方は、気になるかもしれません。

これも、結婚前の婚前調査や対象者の素行調査で行われることが多いです。

婚約者の中絶歴についてですが、大学病院などの大きな病院で中絶をしていれば、分かるかもしれませんが、個人で開業している病院であれば情報が残っておらず、分からないケースもあります。

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